公益社団法人
東京労働基準協会連合会
会長十河 英史
東京労働基準協会連合会は、昭和34年に発足後、昭和42年より東京労働基準局認可の社団法人として労働基準関係法令の普及促進と働く人々の一般労働条件の確保・改善、労働災害防止、健康保持増進等を図るため、講習会、安全大会、ゆとりフォーラムの開催等、各種事業を行ってまいりました。また、平成20年10月には江戸川区に安全衛生研修センターを確保し、東京労働局長登録教習機関として会員をはじめ労働者の皆様の利便に務め、公益事業を確実に実施する基盤を得てその責任を果たしてまいりました。
平成23年4月、当会は公益法人制度の改革に伴い東京都知事より認定を受け、「公益社団法人東京労働基準協会連合会」として事業活動を開始するとともに、翌24年度からは都下の公益事業を安定的に遂行するため、各地区労働基準協会との組織統合を含めた業務見直しの検討を進めることになりました。その結果、当会は平成28年4月より令和元年7月にかけ、順次(一社)中央労働基準協会、上野労働基準協会、足立荒川労働基準協会、江戸川労働基準協会、(一社)立川労働基準協会、(一社)青梅労働基準協会、(一社)三鷹労働基準協会、八王子労働基準協会、王子労働基準協会及び亀戸労働基準協会の10団体と組織統合し、現在は10の支部をもつ公益社団法人東京労働基準協会連合会として、事業活動を展開しております。
統合後も当会は、労働基準関係法令の普及促進と、働く人々の一般労働条件の確保・改善、労働災害防止及び健康保持増進等を図るため、東京労働局・労働基準監督署をはじめ、各支部や統合に参加していない各地区労働基準協会、労働災害防止団体等とも連携し、「東京産業安全衛生大会」「産業保健フォーラム」等の開催、技能講習等の登録講習・その他の安全衛生講習や労務関係講習等など公益事業を、広域的に又は各ブロックで実施いたします。新たに担当となった方などを対象とする入門的・基礎的なテーマはもちろん、「働き方改革」をはじめ社会の変化が求める新しいテーマを積極的に取り上げ、皆様のニーズに応えてまいります。また、労働保険料の分割納付や、中小事業主等の特別加入が可能となる「労働保険事務組合」の運営も行ってまいります。
統合後、中央をはじめとする各支部の会員は、定款上当会の「一般会員」(支部会員)となり、従来からの当会会員は、団体・個人を問わず、当会の「特定会員」(本部会員)となりました。このようにして、一般会員は地元に密着した支部の活動に関わりながら同じ地域の他企業との交流も深めつつ、当会の一員として、より広域にわたる事業活動へ容易に参加できるようになりました。今後も当会は、統合のメリットが各会員に還元されるよう、各地域及び広域における事業活動を推進しサービスの一層の向上を図る所存であります。
このため、会員の皆様方には、各支部の一般会員または本部の特定会員として、引き続き、当会に継続加入いただき、ご支援いただきますようお願い申し上げます。
当会は、本部・支部一体となって、公益法人としての社会的責任の重さを真摯に受けとめ、日々刻々変化する労務管理上のニーズを踏まえつつ、労働災害防止・健康確保対策及び労働条件の確保・改善対策推進等の促進を図り、各種技能講習や安全衛生教育・労務管理改善講習等公益事業を通じて労働福祉の向上と各企業の健全かつ持続的な発展に寄与すべく、その充実に一層の努力をしてまいる決意です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。